裏日記。
はてなでは書けない愚痴とか裏話。表より表現が痛い可能性大です。

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10月17日

人格に同一など有り得ない。
人は、自分とは違う物を持っているからこそ人間なのだ。
違いを余りにも嫌悪するのは如何なものか。
そうなってしまえば文化はクロスロードせず、時代の大波に飲み込まれてしまう。


違いを認める事。
それには勇気がいる。
勇気とは何か。
強大な敵に対して立ち向かうだけが勇気なのではない。
未知なる世界に足を踏み入れる事のみが勇気なのではない。
自らの価値観と相手の価値観との相互点を見出す。
そして、違いすら相手の文化なのだと認めていくこと。
私の言おうとする勇気とは即ち、「和」を以って接する決意の事なのだろう。


世の中は、センセーショナルな物が多すぎる。
どうでも良い事を、恰も重要な事柄として取り上げようとする。
数年経てば「ああ、こんな事もあったなぁ」で終わってしまう、世の中の浅ましさよ。
話題には事欠かない反面、自身の研鑚を呆けてしまう。
ああ。自分もその中に含まれているのだ。


人は生き物である以上、死を迎える。
その人間の作った存在も、同様に終焉を迎える可能性はある。
ただし、人が存在し得る限り「知恵」は生き続ける。
たとえ国を追われようと、滅びようとも。否、国ですら人の作ったものであるならば無常であるはずが無い。
ただ生き残るのは、その人間に染み付いた「文化」と「知恵」なのでは無いだろうか。
それこそが、人間が今まで繁栄し得た力なのだと思うのだが――。

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