【−ミリディア王国・王女と聖女−:シナリオ/第3話:ミツハの処断】

キャラ名 セリフ・効果音など 状況・セリフの雰囲気など
  (ガタッとドアを開ける音)  
兵士
(he_01)
ミツハっ!   
ミツハ
(mi_06)
なっ? 何事です一体!?  
兵士
(he_02)
ミツハ=ヴァンドルーア! セレス様への不敬罪として、お前を拘束する!  
ミツハ
(mi_07)
ちょっと待って! 不敬罪って……。  
  (ミツハ捕縛)  
ミツハ
(mi_08)
いっ――!? 何をするのです!?  
兵士
(he_03)

さぁ! 連行しろ!!

 
  (ミツハ連行される)  
ミツハ
(mi_09)
(一体、何がどうなっているの……?) エコーかけれるのならば。
  (間を置く。場面転換)  
ミツハ
(mi_10)
刑場……? なぜこんな所に連れて来られなければならないの……?  
セレス
(se_10)

ミツハ……、久しぶりね……。

 
ミツハ
(mi_11)
セレス? これは貴女の仕業ね、何の悪戯(いたずら)かしら?  
セレス
(se_11)
悪戯なんかじゃ、無いわよ。  
ミツハ
(mi_12)
え…………?  
セレス
(se_12)
貴女……。どうしてアタッカ公国からの救援をほっぽり出して、帰国したのかしら……?  
ミツハ
(mi_13)
あれは――  
チキータ
(chi_24)

弁明など、聞く必要はありませぬ。この者は国を売った女狐なのですからな。

歩きながら喋ります。
ミツハ
(mi_14)
……貴公ですか、チキータ。セレスを焚きつけて、私を捕らえたのは。  
チキータ
(chi_25) 
いいえ、私は何も言ってはおりませぬ。全てはセレス様の意思でございます。   
ミツハ
(mi_15) 
セレス……?   
セレス
(se_13)
幼い時、私の両親――。
先王ガラミティと王妃メルディアは鷹狩への帰り道、馬車馬の暴走により、崖へと転落し亡くなられた。
それは貴女も知っているわよね?
 
ミツハ
(mi_16)
……悲しい『事故』でした。  
セレス
(se_14)
私は、幼くしてミリディアの王位に就いた。
その際――、いいえ、熊須に殺される直前まで、私を守り、多くを教えて下さったのは重忠公だった。
その重忠公を……! 貴女は見殺しにしたのよ!
 
ミツハ
(mi_17)
違うわ! それには訳が……。  
セレス
(se_15)
もう、いいわ。早く斬りなさい。  
ミツハ
(mi_18)
えっ―――!?  
チキータ
(chi_26) 

セレス様の勅令である! 売国奴ミツハ=ヴァンドルーアを、斬り捨てよ!

 
兵士
(he_04) 
はっ!!   
ミツハ
(mi_19)
ちょ――!? ちょっと待ってよセレス!
あれは重忠公からの手紙があって、ミリディアがあぶな――
 
  (斬られます)  
ミツハ
(mi_20)
――っはっ!!
はあっ、はあっ、はあっ……。
悪夢を見て、
いたたまれず起きたという感じ。
ミツハ
(mi_21)
これは……、夢……?  
ミツハ
(mi_22) 
……ううん、これは夢じゃない。
これから起こるかもしれない事を、暗示しているのかもしれないわ。 
 
ミツハ
(mi_23)
……やっぱり誤解を解かなきゃいけない。
けんもほろろに返されるかもしれない。
でも、それでも私は、セレスに本当の事を話しておきたい
 
ミツハ
(mi_24)
わだかまりを残したままの親友なんて、あるはずが無いのだから――  

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